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草ではありませんが詰め物をして鞣革で被った鹿の形をした的を使用し、的には大小24個の白い星があります。
  中央の大きな星は「定め」と呼び、直径三寸(約9㎝)です。
  定めの四隅のやや大きな星の直径は二寸、他は一寸です。
的の大きさは次のように定められています。胴の幅は星の大きさから自ずと決まるということか定めがありませんが、ほぼ一尺(約30㎝)といったところです。
  長さ     一尺八寸(約54.5㎝);胴の長さ
  立さま    八寸五分(約25.8㎝);脚の長さ
  項の長さ  七寸五分(約22.7㎝);頭の長さ
  つらの長さ 三寸五分(約10.6㎝);顔の長さ

的の各部位には名称が付いており、奉行と射手との問答のなかで射手は的中箇所を名称で答え、奉行は矢見に確認して合否の判断を下します。
的には脚のあるもの(立鹿;たちじか)と脚のないもの(居鹿;いじか)があり、脚のないものは脚が草に隠れた形と言われていますが、実際には脚を折った形です。
立鹿が牡鹿、居鹿が牝鹿の形をしていますので、角も脚もない牝鹿の方が的の大きさは小さいことになります。
鎌倉古式弓道保存会では写真左の立鹿を使っています。

居鹿(夏秋の鹿)

立鹿(冬春の鹿)

<的>

<的までの距離>

弓立所と的皮までの距離は11杖(つえ;並寸の張り弓の長さ 2.21m)、的皮の1杖半前に的を立てるので、射手から的までは9杖半(約21.5m)ということになります。
本来は、鹿の後ろには山があるものということで垜(あづち)を背にして的を立てるものだそうですが、執行に際して垜を作ることが困難ですので、現在は的皮(写真の青い布)を用いています。